ZEH水準等の木造住宅の必要壁量の根拠

脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律の交付に伴い、木造住宅の省エネ化が進められているところです。

2025年には、建築基準法が改正され、現行省エネ基準の適合義務化が予定されています。

省エネ化に伴い重量増加が生じている木造住宅において、壁量計算における必要壁量の見直し案が国土交通省より公表されました。

 

とりあえず、ZEHにせず省エネ基準のみ満たす住宅においては、現在の必要壁量のままでOKとのことです。

(新たな必要壁量の対象(案)

  ZEH水準等の木造建築物(2025年(令和7年)度施行)※1

  ※省エネ基準レベルは現行の壁量基準を適用

   ZEH水準等の木造建築物の想定:木造建築物でZEH水準のほか、ZEH-M水準、ZEB水準等を含む)

 

公表された必要壁量の見直し案については、2022年11月時点では任意であり、示されている数値も今後検討を行い、パブリックコメントを踏まえて確定し、法律として公布の予定ですので、現時点ではあくまで参考です。

 

必要壁量の見直しに合せ、柱の小径の基準も見直しが行われています。

 

一般財団法人日本建築防災協会で公開されている、必要壁量見直し案の根拠について、お知らせします。

https://www.kenchiku-bosai.or.jp/srportal/zeh_wall/

 

 

 

参考

国土交通省サイト

木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の検討(案)の概要の公表について 令和4年10月28日

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000166.html

 

※1「木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準(案)の概要」(令和4年10月国土交通省公表)に関する補足資料 一般財団法人日本建築防災協会 令和4年10月28日

P3に記載

 

 

 

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